神戸で離婚相談なら弁護士法人グレイス

協議で離婚を成立させるとともに、相当額以上の養育費の支払いを確保することに成功した事例

状況

夫の浪費や性格の不一致等をきっかけに、離婚を考えるようになりました。他方、子どものことを考えると、今後も父である夫との交流は続けさせてあげたいと思っています。

このような状況から、この方（妻）は「なるべく早く離婚を成立させたい」という思いで、ご相談に来られました。

活動

ご依頼時点ではまだ別居期間が長くはなく、かつ他に法律上の離婚原因もなかったため、裁判による早期離婚は難しいように思われました。そこで、何としてでも合意によって離婚を取り付ける必要がありましたが、親権や面会交流といった条件面でなかなか折り合いがつかず、先行きが怪しい状況でした。もっとも、その後1年程度協議を保留し、その間に定期的にお子様との面会交流の機会を設けたところ、次第に相手方の気持ちにも変化が現れたようでした。実際、その後協議を再開した際には、面会交流を比較的自由に認めることを条件に、相場を大きく上回る養育費の支払いに合意していただくことができ、最終的には協議によって離婚が成立しました。

ポイント

一般に、養育費の額は算定表に基づいて定められるため、調停や訴訟でそれを超える額を定めることは難しいとされています。もっとも、面会交流の機会を通してお子様と対面するうちに、親として、我が子のためにしっかりと養育費を支払っていきたいと思われる方が多いようです。

本件においても、相手方の気持ちに変化が生じることを見越したうえで定期的に面会交流を実施した結果、協議によって円満に離婚を成立させることができました。