子どもの意思を尊重~父親が親権を取得したケース~

男性子あり親権面会交流
                   

状況

依頼者様は男性で、相談に来られた際は、何が何でも親権を取得したいとお話されていた方でした。事案としては、従前主にお子様の監護をしていた相手方がお子様と一緒に別居をするといったもので、この状況を踏まえると親権取得が容易なものではありませんでした。

本事案については、面会自体も相当制限されたものでしたが、その面会の際にお子様が依頼者との生活を強く望んでおり、当初はそこに一縷の希望をかけるといった状況でした。ちなみに、当時のお子様の年齢は11歳でした。

                   

活動

本件は、調停からご依頼を受けましたが、まず相手方に対して、自由な面会、定期的な面会を行うよう強く求めました。それでも相手方は、十分とは言えない面会しか認めませんでしたが、依頼者様がお子様と十分な交流を持つ中で、お子様が依頼者との生活を強く望み、自らの意思で依頼者の住居へ来ることとなりました。

その状況について、調停委員を介して丁寧に説明し、相手方を説得することで、親権を取得することができました。

                   

ポイント

一般に親権取得の上で母親が有利と言われているのは、長時間母親とその時間を共にし、関係性を育んだことによるものが大きいとされています。

本件のようにお子様の意思が明確な場合は、協議、調停の進行次第では親権獲得もあり得ます。ただし、お子様の意思を考慮しうる年齢として概ね10歳程度からと言われており、本件ではお子様の年齢が11歳であったことも幸いしました。

男性だからといって、親権について簡単にあきらめず、お気軽に一度ご相談下さい。

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