離婚を断固拒否していた夫と3ヶ月で離婚させることに成功した事例
性格の不一致子あり預貯金離婚を求めた女性面会交流自営業(会社経営)養育費保険その他の原因
状況
性格の不一致やセックスレス等が原因で、夫と別居に至りました。私自身は一刻も早く離婚することを望んでいますが、夫は離婚する気がないようで、何度も連絡をしてきては復縁を持ちかけてきます。
このような状況から、この方(妻)は「はやく離婚を成立させたい」という思いで、ご相談に来られました。
活動
ご相談後、直ちに相手方と接触を図り、離婚および養育費についての交渉を開始しました。その際、本人の離婚の意思が固く、離婚という結論は変えられないということを強く訴えかけました。また、養育費の点につき、相手方が自営業を開始したばかりで収入の見通しがつかなかったものの、相手方が継続して支払うことができるであろう額をもって合意に至りました。
他方、相手方はお子様との面会交流を執拗に求めておられましたが、クライアントの意向はなるべく控えてほしいというものであったため、その方向で交渉を行いました。結果的には、養育費を多少減額したことを踏まえ、回数としては2か月に1度、またその具体的な方法はクライアントの要望に沿ったものにするという形で落ち着き、また離婚自体についても受任からわずか3か月以内に成立させることができました。
ポイント
相手方に暴力や不貞行為等の明確な有責性がない場合、3年程度の別居期間がない限り、離婚は難しい傾向にあります。しかし、本件は粘り強く交渉を重ねた結果、受任からわずか3か月という短期間で離婚を成立させることができました。また、面会交流の点についても、養育費に目を向けさせ、概ねこちらの要望を通すことができたという点で、良い解決となりました。