神戸で離婚相談なら弁護士法人グレイス

断固離婚拒否していた夫と３週間で離婚させることに成功した事例

状況

結婚から1年程経ちますが、次第に夫の暴言等がひどくなり、もう別れたいと思っています。しかし、夫は断固として離婚を認めてくれず、一向に話し合いが進みません。

このような状況から、この方（妻）は「はやく離婚を成立させたい」という思いで、ご相談に来られました。

活動

ご相談後、まずは相手方との接触を断つため、クライアントに別居を勧めました。

そして、当職が相手方と交渉を開始したところ、相手方は断固として離婚に反対しておられました。しかし、交渉の過程で婚姻費用を請求するとともに、本人が強く離婚を望んでいること、またこのまま離婚に応じないのであれば婚姻費用が嵩む等の不利益が生じるであろうことをお伝えしたところ、最終的には、離婚に応じていただくことができました。

ポイント

相手方に暴力や不貞行為等の明確な有責性がない場合、概ね3年ほどの別居期間がない限り、離婚は難しいとされています。

本件はそのような事情がなく、かつご相談時点ではまだ同居中であったため、離婚することは容易ではない状況でした。そのような中、いずれは離婚せざるをえないこと、また離婚を渋ることによって生じる不利益等を粘り強くお伝えしたところ、3週間も経たないうちに離婚の合意を取り付けることができたという点で、本件は大きな成果を上げることができた事案といえます。