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不倫に及んだ夫が、１か月以内に協議で離婚することに成功した事例

状況

他の女性と不倫関係にあったことを妻はまだ知りません。そして、発覚するよりも前に離婚を成立させたいと思い、この間妻に別れ話を切り出しましたが、断固として拒絶されてしまいました。

このような状況から、この方（夫）は「不倫の事実が妻にばれてしまう前に、はやく離婚を成立させたい」という思いで、ご相談に来られました。

活動

受任後、直ちに相手方と接触を図り、離婚に向けた交渉を開始しました。その結果、相手方から「条件次第では離婚に応じる」という言葉を引き出すことができたため、すぐさま相手方にご納得いただけるような離婚条件を整え、それを提示したところ、受任からわずか1か月以内で離婚を成立させることに成功しました。

ポイント

仮に不貞行為が相手方に判明していた場合、有責配偶者として多額の慰謝料を請求されるおそれがありました。また、有責配偶者からの離婚請求が認められるのは容易ではなく、離婚が成立するまでに長期間を要することが見込まれるばかりか、その間の婚姻費用の負担も強いられることになります。本件は、まだ相手方に不貞の事実が発覚していない段階でしたが、解決が長引くほど、それが発覚するリスクが高まり、ひいては上記負担を被る可能性が高いという状況にありました。しかし、交渉によって相手方から離婚にかかる言質をとり、早期に離婚を成立させることができたという点において、本件は大きな成果を上げることができたと思います。