父親が子ども3人の親権を取得できました!!
状況
子育てをめぐる価値観の違いから離婚を望むようになり、妻に対して離婚調停を申し立てたことがあったのですが、結局親権の点で話がまとまらず、そのときは離婚に至りませんでした。ですが、その後も私が子どもの面倒を見ていますが、面会交流の方法等で問題があり、再度、妻との婚姻関係をきちんと解消したいとの思いが募るようになりました。
このような状況から、この方(夫)は「今回こそは離婚を成立させたい、その際、親権は必ず自分が持ちたい」という思いで、ご相談に来られました。
活動
再度、妻に対して離婚調停を申し立てることになりました。当初、妻は離婚を拒絶していましたが、調停で話し合いをするうちに、徐々に婚姻関係の修復が不可能であることを悟ったようで、条件次第では離婚に応じるとの姿勢に転じられました。
そして一番の争点であった親権については、家庭裁判所の調査官に対して、妻の監護態勢が極めて不十分なものであること、他方、夫の監護態勢は万全であり、安心して子を任せられることを主張したところ、調査官も「親権は夫に委ねるべきである」との見解を示すようになりました。そして最終的に、夫が3人の子どもの親権をすべて取得するということをもって合意に至り、調停によって離婚が成立しました。