調停委員が相手の味方ばかり・・・(婚姻費用と離婚を請求された夫のケース)
状況
離婚および婚姻費用分担をめぐって妻と調停をしています。ところが、どうやら調停委員のうち2名があからさまに妻を味方しており、夫である私の主張はほとんど受け入れてもらえません。その結果、婚姻費用として通常請求されうる金額の2~3倍程度高い金額、さらには慰謝料まで請求されているという現状です。
このような状況から、この方(夫)は「このまま自分のみで調停を進めたのでは理不尽な結果となりかねない」という思いで、ご相談に来られました。
活動
ご要望通り、当事務所の弁護士が次回調停期日から同席することにしました。その際、まずは妻に有利に働いている流れを変えるべく、明確な基準に基づき算定した「本来の婚姻費用額」を調停委員にお示しし、前回までの調停で請求された額がいかに相場とかけ離れているかということを説明いたしました。加えて、意見書を提出し、そこからさらに妻の家賃相当額を減額させることに成功しました。
なお、離婚についても、適正な条件をもって合意に達することができました。