妻の不貞を夫やその親族が主張して譲らない・・・（離婚を希望する妻のケース）
子あり親権離婚を求めた性格の不一致女性公務員養育費婚姻費用暴言・モラハラ
状況
現在妊娠中ですが、夫やその親族から不貞を疑れ、「お腹にいる子は自分の子ではないから、離婚したとしても養育費は一切支払わない」と言われています。さらにそれだけでなく、夫達はそのような虚偽の事実を共通の知人等に言いふらしているようです。
このような状況から、この方（妻）は「不貞は事実無根であり、夫達の名誉棄損的行為をやめさせたい、また好条件をとりつけたうえで早期に離婚したい」という思いで、ご相談に来られました。
活動
相手方と協議を開始したところ、早々に相手方も弁護士を就けたため、その後は代理人同士での協議となりました。なお、弁護士の介入後も相手方親族はクライアントの不貞等を懲りることなく言いふらしていたため、その行為が名誉棄損罪にあたること、今後も継続すれば刑事告訴も辞さないこと等をお伝えし、まずは事態の鎮静化を図りました。そして交渉の末、協議離婚が成立するに至りましたが、その際、養育費や財産分与に関して取り決めるほか、相手方およびその親族に対し、「今後一切クライアントの名誉を傷つけるような発言をしないこと、また生まれた子が自身の子であると認めること」を約束させました。
本件は、離婚自体もご相談からわずか2か月以内という短期間で成立させることができましたが、それだけでなく、上記約束を取り付けることによって、当初クライアントが抱えておられた悩みも併せて解消することができました。その点において、本件は非常に良い解決となりました。
